ホーム ウッドデッキ 屋根付きウッドデッキ【NO.1】
ウッドデッキ 公開: 2026.01.11 最終更新: 2026.01.11

【NO.1】屋根付きウッドデッキ
〜設計図から完成まで全工程記録〜

3,600×2,700mmの屋根付きウッドデッキを¥187,000で作った全記録。
CAD設計図・荷重計算・材料費明細・失敗談まですべて正直に公開します。

この記事でわかること
  • 設計図(平面・立面・断面)の全寸法と選定根拠
  • 屋根・柱・床の荷重計算の考え方(エンジニア視点)
  • 材料費¥187,000の完全内訳と購入先リスト
  • 工期23日の工程スケジュールと段取り
  • 束石の水平出しで失敗した理由と正しい直し方
  • 無料設計図PDFのダウンロード方法
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「ウッドデッキを作りたいけど、どこから始めればいい?」
この記事は、その問いに機械設計エンジニアが本気で答える記録です。

DIYの記事を調べると「感覚でやった」「なんとなく決めた」という説明が多い。 でも私はエンジニアなので、なぜその寸法か、なぜその材料か、本当に強度は大丈夫かを説明できないと気持ちが悪い。

だからこの記事では、設計図・計算根拠・材料選定の理由を全部書きます。 失敗した点も正直に全部書きます。

プロジェクト概要
¥187,000
総費用(材料費のみ・工具費別)
サイズ
3,600×2,700
工期
23日間
難易度
★★★☆☆

1. 設計図と寸法決定の根拠

最初に決めたのはサイズです。「大きければいいわけじゃない」という話をします。

サイズを3,600×2,700mmにした理由

我が家のリビング掃き出し窓の幅が約1,800mm。 デッキ幅を窓幅の2倍(3,600mm)にすることで、 窓から出たときに左右に自然な余白が生まれ、 視覚的に広く感じる設計にしました。

奥行き2,700mmは「大人2人がデッキチェアを置いてくつろげる最小寸法」として チェア奥行き(600mm)×2 + 通路(800mm)+ 壁側余白(700mm)= 2,700mmと算出。 感覚ではなく、使い方から逆算しています。

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荷重計算の考え方

「設計図さえあれば作れる」——そう思っていましたが、エンジニアとしては 「このデッキは何kgまで耐えられるか」を確認してから作りたい。

荷重の種類 想定値 根拠
人間(固定荷重) 4名 × 65kg = 260kg 家族4人の最大想定
家具・荷物 約100kg テーブル・チェア×4・植木等
積雪荷重(地域による) 対象外(積雪地域外) 設置地域で要確認
風荷重(屋根) 簡易計算で確認 屋根面積×基準風速
合計設計荷重 約500kg(安全率1.5で750kg相当)

この荷重に対して、根太(ねだ)の間隔・断面サイズを逆算して決定しています。 詳細は設計図PDFに計算シートを同梱しています。

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2. 材料選定と費用内訳

木材の選定:ウリン vs SPF

屋外木材の選択は耐久性とコストのトレードオフです。 床板にウリン(イペ材)を使い、構造材にSPFを使うという組み合わせにしました。

材料 使用箇所 理由 コスト
ウリン 90×20mm 床板 耐水・耐腐食。メンテナンスほぼ不要。硬くて傷がつきにくい ¥68,000
SPF 2×4(3.6m) 大引・根太 構造材なので塗装で保護。ウリンより加工しやすい ¥24,000
SPF 4×4(3.6m) 90mm角以上で剛性確保。屋根荷重を考慮 ¥18,000
ポリカ波板(クリア) 屋根材 採光確保しつつ雨を防ぐ。軽量で屋根荷重を抑制 ¥32,000
束石(羽子板付き) 基礎 独立基礎。12個配置。引き抜き防止のため羽子板タイプを選択 ¥19,200
コーススレッド・金物類 全体 ステンレス製を選択(屋外は必須) ¥14,800
その他(塗料・養生等) キシラデコール(油性)選択 ¥11,000
合計 ¥187,000

3. 工程記録(23日間)

設計確認・材料発注

設計図を最終確認し、ホームセンターとネット(Amazon)で材料発注。 重量物(束石・SPF材)は車で2回に分けて運搬。 ポイント:ウリン材はオンラインのほうが20%安い。

束石の設置〜ここで2日ロスした〜
⚠️ 失敗:水平が出ない

最初の束石3個を設置してみると、どうしても水平が出ない。 原因は地面の締め固めが不足していたこと。 砂利を敷いたつもりが、層が薄くて荷重で沈んだ。 2個やり直しで半日×2日ロス。

✅ 解決策:レーザー水平器+砕石100mm

レーザー水平器(Huepar LS04CG)を導入し、砕石を100mm以上敷いて十分に突き固め。 以降の9個は一発で水平が出た。レーザー水平器は必須投資(約1.5万円)。

大引・根太の組み立て

束石の羽子板ボルトに柱を固定し、大引(90×90mm)を渡す。 根太(45×90mm)を455mm間隔で設置。 ポイント:根太間隔は荷重計算から455mm以下が必要と算出。300mmでも可。

ウリン床板の施工

ウリンはとにかく硬い。ビス下穴あけが必須(割れる)。 隙間は6mmに統一(排水・熱膨張を考慮)。 ウリンは素手で触ると手が黒くなる(タンニン)。手袋必須。

屋根フレームとポリカ波板の設置

垂木を母屋(3,600mm)に渡し、ポリカ波板を留め付け。 勾配は1/20(2.86°)。排水を確保しつつ、視線を遮らない角度を算出。 最後にキシラデコールを塗って完成。

4. 完成! before / after

5. まとめと反省点

23日間・¥187,000でウッドデッキが完成しました。 結果として業者見積もり(¥480,000)から¥293,000のコスト削減になりました。

反省点は2つ。 ①束石の下地処理を軽視したこと。②ウリン材の重量を甘く見てほとんど一人で運ぼうとしたこと(腰を痛めました)。

設計は完璧に準備できましたが、施工は設計通りにいかないのが現実。 その差分を埋める経験が、次のDIYをもっと合理的にしてくれます。

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